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【第二新卒】大手IT企業へSEとして転職は可能?第二新卒のメリット・デメリットを解説

キャリアの多様性・流動性が高まるにつれて、新卒入社後おおむね3〜5年以内に転職をする『第二新卒』と呼ばれる転職者が増えてきました。

なんとなくネガティブなイメージを持たれがちな第二新卒ですが、採用する企業にとっても、転職者においてもメリットもあります。

IT業界で第二新卒での転職を考えている以下のような方に、第二新卒でIT業界で転職する際のポイントをご紹介します。

  • 第二新卒って印象悪いんじゃないか
  • 第二新卒で転職することのメリット・デメリットを知りたい
  • 大手のIT企業に第二新卒でキャリアアップを目指す際のポイントを知りたい

Contents

IT業界における第二新卒のニーズ

第二新卒の定義としては一般的には『新卒入社後3〜5年以内の転職者』と言われています。

求人にもよりますが、該当者は20代後半までの転職者となるでしょう。

日本においては、終身雇用が前提の働き方が長く続いてきたこともあり、新卒入社後3〜5年という期間で転職をすることは長年珍しく、ネガティブに捉えられてきましたが、欧米では5年も1つの会社にいれば十分に長く、以前から決して珍しいことではありません。

特に、人材の流動性が他の業界と比較しても比較的高く、社会的なニーズも高まっているIT業界においてはなおさらです。

IT業界においては、第二新卒では浅いと見られがちな『実績・経験』よりも、技術的なスキルやポテンシャルを重視し、積極的に第二新卒を受け入れる企業も多くなってきました。

慢性的に人手不足となっているIT業界においては、基本的な実務能力やIT知識を備えており、フレッシュで自社の文化へも素早く適合できる可能性の高い『第二新卒』は非常にポテンシャルの高い転職者と見られています。

また、例えば以下のようなポジティブなキャリアアップを志向する理由で第二新卒で転職活動をする場合は、大手のIT企業にも歓迎されやすいでしょう。

  • 2次請け/3次請けからプライムベンダーへ
  • 中小のサービスの開発会社から外資SaaSベンダーへ
  • SIerから外資IT、コンサルへ 等

第二新卒は転職において不利なのか

  • 転職しても長続きせず辞めるのではないか
  • 実績・経験の浅い第二新卒は求められていないのではないか

という印象をお持ちの方もまだまだ多いと思います。

しかし、このようなことを不安に思う必要は全くありませんのでご安心ください。

第二新卒の印象が悪いという考え方は古い

第二新卒での転職に対し、『何事も長続きしない若者』という悪いイメージを企業が持っていたのはすでに昔の話です。

当然、ネガティブな理由により第二新卒での転職をすることになった方も一定数いるので、転職理由自体は聞かれるでしょう。

しかし、特にIT業界においては、短期間でジョブホッピングして他の企業に移るというのは頻繁に行われていることから、『貪欲に自己成長や自己実現の機会を求める若者』というポジティブな捉え方をしてくれるケースすらあります。

むしろ、先進的な企業文化を形成しているIT企業(外資系IT企業は特に)は、『採用した優秀な人材をいかに自社に留めるか』という考え方をしています。

『成長の機会が乏しい環境』、『自分の自己実現とギャップがある環境』に、長く我慢して働くことを『その人の忍耐力が低いからだ』なんて考えることは決してありません。

実績や経験を補う素養がアピールできれば決して不利ではない

『第二新卒では、転職時にアピールできる実績や経験がない』

これも、第二新卒を不安に思っている方からよく聞く言葉です。

そもそも、第二新卒という言葉ができた背景には『実績はないが、社会人としての基礎があり、まだまだポテンシャルが見込める転職者』という意図があります。

実績があるに越したことはありませんが、実績が乏しいことは前提に、自社で活躍する素養(ポテンシャル)があるかを中心に見ているのです。

また、企業の採用担当者も、『3〜5年で目覚ましい成果を上げた人』なんてのはほんの一握りなことは分かっており、第二新卒の年齢層にそれを期待していることはほとんどありません。

その代わり、技術面でのポテンシャル、成果は浅くとも経験から学び次の仕事で活かせるスキル、といった面から求人とのマッチングをアピールできれば、決して不利にはなりません。

そもそも、『成果や実績をアピールして転職活動を進める』という考え方自体が、第二新卒の転職活動においては間違っていると言えます。

第二新卒のメリット

倍率が低くキャリアアップを目指しやすい

第二新卒の場合は、新卒採用時には引っかからなかったような企業にもチャレンジしやすく、キャリアアップの可能性が高いケースが多くあります。

毎年就職ランキングのTOPに入るような会社だと、倍率は50〜100倍とも言われれています。

一方、第二新卒の場合は1つのポストで採用するのに受け付けた応募は10や20ということも少なくありません。

第二新卒の方が圧倒的に倍率が低いケースがあるのです。

また、IT業界においては、同じ業界の中小企業での経験者を大手IT企業が積極的に採用するようなケースも多いため、第二新卒の転職で大手IT企業へのキャリアアップに成功するケースが非常に多いです。

転職後のキャッチアップがしやすい

ある程度年数が経ってからの転職で、転職後に苦労することが多いのはカルチャーギャップへの適応です。

能力的には申し分ない人でも、仕事の進め方や企業文化が合わない環境の中で成果を出すことは簡単なことではありません。

その点、第二新卒での転職者は文化の面でも、まだ染まりきっておらず、若いので新しい環境への適合もスムーズに行なえることが期待できます。

新しい環境で早く立ち上がりたいのであれば、自分のスタイルにまだ柔軟性が高い若いうちの方が間違いなく優位です。

ビジネス基礎力×ポテンシャルで優遇されるケースも

第二新卒に期待しているのは以下の2点が主なポイントです。

  • 第二新卒は、ビジネス基礎力は身に付いており教育コストが低い
  • 経験や実績は浅くとも、志向や知識からポテンシャルを見込める

第二新卒の採用枠に関しては、基本的にプレイヤーを求めているケースが多いため、『新卒と比較して教育コストが低い』、『若くてポテンシャルが見込める』という、『すぐに』『それなりに』使える人材というのは、採用上優遇されることも少なくありません。

第二新卒のデメリット

企業によっては求人ポストが少ない

中途採用という枠で見れば、まだまだ『即戦力の経験者』を求めて求人を出すケースが多いのも実情です。

第二新卒という枠で、ある程度若い人材を求めている求人は、全体の中途採用求人の中ではまだまだ少ないのも実情です。

一方で、成長中のIT企業や、外資系のIT・コンサル企業等では、メンバークラスを積極的に採用する傾向も強く、第二新卒が好まれているようなケースもあります。

そういった、第二新卒を積極的に採用する企業を志望する場合は、むしろチャンスといえるでしょう。

第二新卒でIT業界でキャリアアップを目指すには?

IT業界においては、第二新卒というのは決して悲観的なことではなく、むしろ有利な側面の方が強いと考えられます。

とはいっても、まだまだ求人の数や事例が少ないこともあり、具体的に自分がどのレベルの企業に可能性があるのかという点については、イメージしにくいというのが実情だと思います。

だからこそ、第二新卒を対象にした求人を多く保有する転職エージェントへ一度相談し、自分の志向とマッチする求人にはどのようなものがあるかを聞いてみることをおすすめします。

IT業界においての採用数の多さから、まず初めに求人の調査目的で登録すべき転職エージェントのおすすめはリクルートエージェントです。

業界を代表する転職エージェントのため、圧倒的な求人の量を抱えています。

企業側への採用コンサルタントも付いているため、第二新卒の求人を出している企業の採用ニーズも把握しているため、転職活動の第一歩として話を聞くには最適な転職エージェントとなっています。

エージェントのサポートやノウハウは自身のキャリアアップのために活用すべき手段の一つなので、情報収集だけでも積極的に活用することをおすすめします。

第二新卒におすすめ:リクルートエージェント

業界でも最大の求人を誇っているだけあり、第二新卒枠の求人も多く抱えています。

第二新卒転職の進め方や、業務経歴書、面接ノウハウをキャリアアドバイザーから共有してもらうだけでも利用価値ありです。

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第二新卒におすすめ:アクシスコンサルティング

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SIer・SEからコンサルへ転職するなら20代がおすすめ!理由や活かせるスキルを解説

IT企業/SIerへの転職でおすすめの転職エージェント

最後に絶対に活用すべきおすすめの転職エージェントについてご紹介します。 転職エージェントは複数登録するのが定石ですが、情報量・転職ノウハウの観点で以下のエージェントだけは必ず登録しましょう。

リクルートエージェント

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