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30代でSIerから外資系IT企業に転職は可能?難易度や選択肢、求められるスキルは?

SIerで新卒から勤務して30代まで経験を積んだ方は、その次のチャレンジとして、更に自分の実力を試すためのキャリアアップを検討される方も多いです。

最近はSIerでキャリアを積んだ後の転職先として、外資系のIT企業への転職を考える方が増えてきています。

今回は、『SIerでの業務経験を積んだ30代の方が外資系のIT企業に転職することは可能なのか』ということをテーマにしていきます。

Contents

SIerから外資系IT企業に転職する際の選択肢

外資系のIT企業と一言に言っても、TwitterやFacebook等の個人が使うサービスから、MicrosoftやSalesforce等の法人向け(BtoB)ビジネスまで、幅広く存在しています。

中でも、SIer出身者がその経験や知識を活かしやすい領域で考えるとBtoBの領域でしょう。

日本企業の商習慣や業務プロセスに合わせてシステムを提案・構築してきた経験を活かし、外資系のIT企業が持つ技術やサービスを日本の企業のビジネスに組み込むという業務においては価値を発揮しやすいと考えられます。

SIer出身者を積極的に採用しているBtoB領域の外資系IT企業の例を挙げると、

  • Google Cloud
  • Amazon Web Service(AWS)
  • Microsoft
  • SAP
  • Oracle
  • Salesforce

などがあります。

このような企業においてもSIerで営業や提案のフェーズを中心に対応してきた方であれば、

  • 日本企業クライアントのIT部門との関係構築
  • 要件の調整や見積もり等の営業フェーズの経験
  • 日系のクライアントとの人脈

といった経験は活かすことが可能です。

SIerでPMやエンジニアとしての活躍されてきた方であれば

  • 業務設計からシステム要件の取りまとめ経験
  • 日本のクライアントの高い要求に答えるプロジェクトマネジメント経験
  • アプリや基盤等の技術的な経験・スキル

といった経験は外資系のIT企業であっても十分に活かすことができます。

外資IT企業がSIer出身者に求めるスキル

外資系のIT企業は、中途採用の比率が非常に高く、採用される人材はほぼ漏れなく即戦力となることが期待されています。

また、日系の企業よりも個人に課せられるプレッシャーや期待される成果のレベルが高いため、そのような環境でも成果を出せる高い能力とドライブ力を兼ね備えた人材が求められています。

SIer出身者が備えているスキルで見ると、以下のようなスキルを実績ベースで高いレベルで備えていることが求められています。

  • 日系企業(の特定の領域)における業務知識
  • 日本企業の業務設計からシステム要件定義経験
  • クライアントのステークホルダーとの関係構築・マネジメント
  • IT関連技術の特定領域での高い専門性
  • システム導入プロジェクトでのマネジメント経験

また、上記のようなスキルの他にも最低限の英語力は求められるケースが多いです。

一方で、留学や海外での実務経験までは無くても問題にはなりません。

あくまで外資IT企業の中での日本法人は、日本のマーケット向けにサービスを提供する位置づけなので、日本の企業向けのIT関連でのシステム提供の中で担ってきた役割や経験、それに必要なスキルの方が重視される傾向が強いです。

とはいえ、上司が外人であったり、海外の製品開発チームとの協業が必要になるケースも多いため外資系IT企業を目指す以上、ある程度の英語力は必須となると考えておきましょう。

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30代だからこそ求められる経験

外資系のIT企業においては30代というとマネージャークラスで活躍することが求められる年齢です。

営業やPMの役割では組織の育成やマネジメント、そして組織の成果に対する責任を負います。

エンジニアとしてもテックリード(Tech Lead)として、採用する技術やアーキテクチャの方針決定など、より重要な役割が期待されています。

30代で外資系ITへの転職をするのであれば必ず、『マネージャーとして活躍できる人材か』、もしくは、『あと少し経験を積めば近くマネージャーに昇進できる人材か』という目線で評価されます。 

SIerでの実務経験に加え、小さなプロジェクトやチームでも構わないので自身がマネージャー近しい仕事や立場でチームで成果を上げた経験があると、外資系IT企業への転職においては有利になるでしょう。

30代でのSIerから外資系IT企業への転職でおすすめの転職エージェント

最後に、30代でSIerから外資系IT企業への転職を考えた際に、利用すべきおすすめの転職エージェントについてご紹介します。

1.アクシスコンサルティング



アクシスコンサルティングは、SIerからコンサルティングファームへの転職活動をする上では利用必須のサービスです。

アクセンチュアやBIG4を中心に、IT系からのコンサルティングファームへの転職に強みを持っています。

アクシスコンサルティングのおすすめポイント
  1. コンサルティングファーム向けの転職に特化しており、シニアコンサル以上の入社実績No1
  2. フェルミ推定やケース面接といったコンサル特有の先行も過去問やコツを手厚くサポート
  3. 大手とは違い、少数精鋭ならではの伴走型の密な個別サポートが受けられる

アクシスコンサルティングに無料登録

2.マイナビITエージェント

転職エージェント業界で最大級の規模のマイナビがIT系の業界での転職に特化して運営しているサービスです。

マイナビIT AGENTのおすすめポイント
  1. IT人材の転職動向に精通したキャリアアドバイザーからの情報提供が無料で受けられる
  2. 大手ならではの求人量と質(独占・非公開求人も多数)
  3. 大量の過去事例・ノウハウに基づく書類や面接などの選考サポートも無料で受けられる

マイナビIT AGENT公式HP

3.リクルートエージェント

マイナビエージェントと並んで、転職活動をする上では利用必須のサービスです。

業務経歴書や面接ノウハウをキャリアアドバイザーから共有してもらうだけでも利用価値ありです。

リクルートエージェントのおすすめポイント
  1. 大手ならではの求人量と質(独占・非公開求人も多数)
  2. 企業側担当からの過去転職者の事例や面接対策も共有あり
  3. 多くの過去事例からのノウハウが豊富でベストプラクティスを教えてもらえる

リクルートエージェント公式HP

まとめ:30代でSIerから外資系ITへの転職は可能!

ここまでにご紹介した通り、30代でSIerから外資系ITへ転職することは十分に可能です。

SIer出身者に求めているスキルや、30代の中途入社人材として期待される役割について理解した上で、エージェントからの情報を活用し、SIerから外資系IT企業への転職を有利に進めてください。

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