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基本情報
会社概要
会社名 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 |
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創業年 | 1999/5 |
事業内容 |
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従業員数 |
単体:5,500名 連結:11,500名 (2020年3月時点) |
売上高 |
7,946億円(2019年度) ※グローバル事業再編後 |
本社 | 〒100-8019 東京都千代田区大手町2-3-1 大手町プレイスウエストタワー |
平均年収 | 非公開 |
企業理念
企業理念
人と世界の可能性をひらく
コミュニケーションを創造する。
信条
- 自ら始める
- 共に高める
- 社会に応える
タグライン
Go the Distance
長距離・国際通信事業者として、『距離を超えた先にある価値を作り出す』という意味が込められているそうです。
事業について
NTTコミュニケーションズは、NTTグループの長距離・国際通信事業を担う会社であり、NTTグループ主要5社のうちの1社です。
長距離通信事業を軸に、データセンターやクラウド基盤、セキュリティ等のサービスを組み合わせ、ICTサービスを提供しています。
世界190を超える国と地域にネットワークサービスを提供し、データセンターは140ヶ所以上を保有、世界最大級の広帯域を誇るグローバルネットワークなど、NTTグループの長距離通信事業者として世界でも屈指のインフラを保有しています。
NTTグループでも屈指のグローバル志向の企業ですが、最近、NTTグループの事業再編に伴い、グローバル事業は新設された『NTT Ltd.』に事業移管されました。
引き続き、日本国内の法人の海外展開は引き続きNTTコミュニケーションズの所掌となっており、グローバル志向に変わりはないと思われます。
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事業内容
NTTコミュニケーションズの事業内容としては、大きく『法人向けサービス』と『個人向け』サービスがあります
それぞれの中で展開されている代表的なサービスをご紹介しています。
法人向けサービス
Enterprise Cloud
NTTコミュニケーションズでは、法人向けのクラウド基盤『Enterprise Cloud』などのクラウドビジネスを展開しています。
法人向けに、NTTコムの強みであるネットワークを中心とし、データセンター、マネージドサービスが連携した高品質・高信頼なクラウドサービスをワンストップで提供しているのが特徴です。
Arcstar Universal One
法人のクライアント向けに、セキュアなクラウド接続を実現するVPNサービス『Arcstar Universal One』などのネットワークサービスを提供しています。
様々な環境で、セキュアにクラウド接続を行うため、閉域網やインターネットVPN接続からセキュリティ対策まで、ワンストップサービスで提供しています。
『Arcstar Universal One』は、イーサネット専用線でのエンド・ツー・エンドでの完全帯域専有線の構築サービスも提供しており、長距離通信事業者として、安定・セキュアな通信を提供しています。
Arcatar UCaaS
その他にも、『Arcatar UCaaS(Unified Communication as a Service)』というクラウド型コミュニケーション基盤を提供しており、法人のクライアントの社内外とのコミュニケーション・ワークスタイル変革を推進しています。
また、これらをサービス型で提供することで、マネジメント & TCOの軽減といった価値も提供しています。
また、『Arcstar IP Voice』というIP電話サービスも提供しています。
COTOHAシリーズ
コンタクトセンターや店頭での応答をAIエージェント化する『COTOHA Virtual Assistant』、FAQチャットボットの『COTOHA Chat & FAQ』、AI翻訳サービス『COTOHA Translater』など、NTTコムの開発するAIサービスブランドを展開しています。
NTTグループの40年以上にわたる自然言語処理等の研究成果がサービス化されたものであり、高い精度を誇っているのが特徴です。
個人向けサービス
インターネット接続サービスOCN
ISP(Internet Service Provider)としての事業も展開しているNTTコミュニケーションズでは、個人向けにOCNというブランドでサービス提供しています。
中でも、NTT東日本・西日本が提供する光回線サービスとOCNをセットで提供する『OCN光』は、日本国内で光の契約数 No.1()となっています。
()サービスHPより
OCN モバイル One(MVNO)
格安SIMの『OCN モバイル One』を提供しています。
docomo回線を利用したMVNOの中では安定した通信速度で定評があり、順調に利用者数を拡大しています。
OCN光などの自社サービスとのセット提供も強みとしており、おトクで安定した格安SIMプロバイダーとして、BtoBビジネスも拡大しています。
業績
次に、NTTコミュニケーションズの業績について見ていきます。
以下のグラフは過去5年間のNTTコミュニケーションズの営業収益と営業利益率です。
(このグラフはHPで公表している業績情報を元に当方でグラフを作成しています。)
NTTコミュニケーションズの2019年度の業績は、営業収益7,946億円、営業利益率は12.1%となっています。
NTTグループ内でのグローバル事業再編の影響で、海外市場での売上についてはNTT Ltd.に統合され、NTTコムグループには日本市場での売上高のみが計上される形となったため、売上高の規模は小さくなっています。
あくまで事業再編の影響であり事業規模が縮小したというわけではなく、当初業績予想の7850億円を越える業績を達成していることから、事業自体は堅調であると言えます。
また、営業収益率についても12%を越える高利益率を実現しています。
長距離通信という一度導入すると切り替えが難しい特性から、顧客との長期のリレーションを構築しやすいことを活かし、さらにクラウドや各種アプリケーションなどのICTサービスをクロスセルし顧客のLTVを上げる取り組みが成功するかどうかが今後の課題と言えるでしょう。
- NTTグループのグローバル事業再編により、NTTコムとしての事業領域は国内中心に
- 業績は当初計画を上回る成長、営利も12%を超えており堅調
- 長距離通信の顧客基盤を活かした、ICTサービス提供での価値拡大を狙う
NTTコミュニケーションの強み
NTTブランドのグローバルICTインフラ
あらゆるものがインターネットに繋がる時代に、最大の強みとなるのがNTTコミュニケーションズのグローバル規模のインフラ基盤です。
世界の通信を支える光海底ケーブルやデータセンター、グローバルTier1 ISP等の強力なインフラ基盤は、参入障壁も高いことから今後も安定した地位が期待できます。
また、ネットワーク通信というのは利用料型のビジネスであり、毎年安定したキャッシュインが期待できるため、ビジネスモデルとしても優れていると言えます。
日系顧客の顧客基盤
NTTグループの長距離・国際通信事業者として、日本の大企業の多くを顧客に抱えています。
特に海外へビジネス展開を行う、日系グローバル企業にとっては、NTTコミュニケーションズやNTTグループをパートナーとして認めている企業も多く、安定した顧客基盤があることも強みとなります。
日系の大企業のパートナーとして、多くの日系企業が課題とするグローバルロールアウトの実績を作り、そこで得たノウハウと資産とすることができます。
また、その事例を他企業へ展開することで競争力を高めて行くことが出来ることが、強固な顧客基盤があるNTTコミュニケーションズの特徴と言えるでしょう。
NTTコミュニケーションズ弱み
ネットワークビジネスからの転換
ネットワークビジネス自体が、NTTコミュニケーションズの強固なビジネス基盤となっていることは間違いありません。
しかし、ネットワークビジネスは既にコモディティ化しているとも言われており、これ単体で大きく収益を拡大させることは期待できません。
さらに、NTTコムが日本国内の法人向けに事業領域をフォーカスする形で再編されたビジネス構造により、NWインフラ市場としてはサチュレーション気味の日本法人向けのビジネスで規模を拡大していく必要があります。
新たなサービスモデルとして、インフラより上位レイヤーでのサービス提供力を強化していくことが課題となっています。
上位レイヤーでのサービス提供という意味では、NTTデータやNTT東西といったNTTグループ内とも事業重複が懸念されており、更にNTTコミュニケーションズはその中でもAPレイヤの構築力に強みはないため、NTTグループ内でのシナジーを活かしたビジネスモデルの転換を志向していく必要があると思われます。
NTTコミュニケーションズの業務内容
NTTコミュニケーションズでは、大きく『総合系職種』と『専門系職種』の2種類の職務があります。
総合系職種
セールス
クライアントの課題やニーズを発掘し、その一歩先を行くソリューションを提案し、クライアントのビジネス課題に寄与することがミッションとなります。
NTTコミュニケーションズのセールスはさらに以下の3つの職種に細分化されているようです。
- アカウントセールス
- 新規開拓セールス
- パートナーセールス
マーケティング
新サービスの企画やサービスプロモーションを通して、NTTコミュニケーションズの新たなサービス提供や、新市場の開拓を実現するのがミッションです。
具体的には、下記のような役割があります。
- サービス企画
- UI/UXデザイナー
- デジタルマーケティング
ICTエンジニア
NTTコミュニケーションズの強みであるネットワークをはじめ、クラウドやセキュリティ、AIなどの最先端技術を活用し、クライアントの要望に応えるソリューションを提供するのがミッションです。
以下のような職種が含まれています。
- データサイエンティスト
- 提案SE
- サービス開発エンジニア
- プロジェクトマネージャー
- サービスマネージャー
戦略スタッフ
専門的な観点から、NTTコミュニケーションズの事業活動を支えるのがミッションです。
以下のような職種が含まれています。
- 財務
- 法務
- 経営企画
- 人事
専門系職種
高度な経験やスキルを持ち、より専門的なフィールドで能力を発揮し、高めていくための職種も用意されています。
様々な専門的なスキルのポストが用意されていますが、例としては下記のようなポストがあります。
- AIエンジニア
- セキュリティエンジニア
- デザイナー
- ソフトウェアエンジニア
- ネットワークインフラエンジニア
競合、関連企業
NTTコミュニケーションズを受ける人が読んでおきたい本
IOWN構想―インターネットの先へ
NTTグループ総出で取り組むIOWN構想。
グローバルICTインフラとしてその中核として機能するNTTコミュニケーションズの今後の位置づけが理解できる。
図解入門業界研究 最新通信業界の動向とカラクリがよくわかる本
ダイナミックに変化する通信業界の基礎知識と最新トレンドを俯瞰して理解したい人はまずこの本で全体を理解するのがおすすめです。
IT企業/SIerへの転職でおすすめの転職エージェント
最後に絶対に活用すべきおすすめの転職エージェントについてご紹介します。 転職エージェントは複数登録するのが定石ですが、情報量・転職ノウハウの観点で以下のエージェントだけは必ず登録しましょう。リクルートエージェント
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